JELFでは、2022年7月21日、広井良典教授（京都大学人と社会の未来研究院）による特別ゼミナールを開催いたします！
どなたも参加可能です。

申し込みは、こちらPeatixのイベントサイトからお願いいたします！　→

==================================
　広井良典教授　特別ゼミナール
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
　環境・福祉・経済の鼎立は可能か
―ポスト成長・人口減少社会のデザイン―
＝=================================

　岸田首相は、「新しい資本主義」を看板政策として打ち出し、公益をも目的とする新しい会社形態「パブリック・ベネフィット・コーポレーション」（PBC）の制度設計に入ることを表明しました。
　他方、ベストセラーになった斎藤幸平東大准教授の『人新世の「資本論」』は成長至上の資本主義そのものを克服しなければ、人類は存続できないと主張しています。
　広井教授は、早くから現代を「定常型社会」への移行期と位置付け、ポスト資本主義の社会は、環境と福祉の観点に立ったコミュニティを基盤として「時間の消費」を大切にする分散型社会を目指すべきことを説いています。
　各地での生態系の保全のための訴訟や気候変動訴訟などに取り組むJELFは、今後の活動のための大きな社会ビジョンを描くための一環として、広井教授をお招きして、特別ゼミナールを開催します。
　一方的な「講演」ではなく、著書『人口減少社会のデザイン』を基本書に、できるだけ会場・ウェブ参加者との対話を重視したいと思います。
　
　JELF会員以外の弁護士、市民の参加も歓迎いたします。
　ただし、念のため事前申込をお願いします（申込のない場合、会場の都合上、お断わりする場合があります）。

■とき：2022年7月21日（木）午後6時から8時
■場所：大阪弁護士会館10階1001号・1002号室
　　　　https://www.osakaben.or.jp/06-access/
　　（Zoomで同時配信）

■参加費：JELF会員・学生無料/非会員　1,000円　

講師：広井良典先生（京都大学　人と社会の未来研究院　教授）
　1961年岡山県生まれ
　厚生省・千葉大学教授を経て現職
　・『定常型社会―新しい「豊かさ」の構想』（岩波新書、2001年）
　・『コミュニティを問いなおす つながり・都市・日本社会の未来』（ちくま新書、2009年）(大佛次郎論壇賞受賞)
　・『ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来』（岩波新書 2015年）
　・『人口減少社会のデザイン』（東洋経済新報社、2019年）
　・『無と意識の人類史――私たちはどこへ向かうのか』（東洋経済新報社、2021年）　など多数

ｰ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

* JELF（日本環境法律家連盟）とは
　JELFは弁護士による環境保護団体です。
　会員は全国各地の環境事件で活躍し、日本弁護士連合会、各単位弁護士会の公害対策・環境保全委員会で環境運動に取り組んでいるほか、行政機関や企業顧問を通じて環境問題に貢献しています。

＜事務所＞ 　名古屋市中村区椿町15-19-2階　　
　　HP: https://www.jelf-justice.org
　　mail : jelf@green-justice.com　

■参加申し込み/問い合わせ：JELF事務局まで　jelf@green-justice.com