■下諏訪ダム概要

1.ダムについて

名称

下諏訪ダム

河川名

砥川(支流東俣川)

水系名

天竜川水系

ダムの規模

総事業費:240億円

堤高:71?、堤頂長:261?

堤頂長:堤体積:301,000立方米

ダム建設の根拠法

河川法(第1条および8条)

建設主体

長野県

建設目的

多目的ダム

・洪水調節

・利水(水道水 10,000 ? / "MS 明朝"; 日岡谷市、 1,000 ? / 日下諏訪町)

・流水の正常な機能維持

2.訴訟について

 

(1)

裁判所

長野地方裁判所

事件番号

平成11年(行ウ)第6号

事件名

住民訴訟事件

原告

武井秀夫 外28名  ダムとの関係:長野県民

被告

長野県知事・吉村午良 外1名

参加人

 

主要な争点

・被告側本案前の主張として、被告適格や違法性の承継

・計画基本高水が過大に算定されており計画は砂上の楼閣

・岡谷市、下諏訪町にとって必要のない利水計画である

・オオタ営巣地など貴重な自然環境の破壊である

進捗状況

弁論期日10回を終え、ようやく本案主張が始まったところ

 

 

3.原告側の体制

弁 護 団 員

松村文夫、菊池一二、毛利正道、相馬弘昭、牛山秀樹、

縄田政幸、中島嘉尚

原告を支援する学者・専門家の氏名、所属、専門

※日本環境法律家連盟にお問い合わせ下さい

4.その他、特記事項

 長野県知事が交代し、新知事は下諏訪ダムをふくむ反対運動のある公共事業については、白紙にもどし再検討すると言明している。下諏訪ダム反対連絡協議会(原告団の母体)は、凍結を完全に守らせ、ダムシンポを再開し賛否を新知事前で議論することを求め、新知事への申入れや説明を計画している。
 現在の裁判は続行させ、予定していた予算の公金支出差止めについては、検討していくなっている。