2020年07月21日

JELF無料メールマガジン ECO Tama 37号(2020/07/21 配信)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020/07/21配信━━━
■□■ ECO Tama ■□■ 037号
2020.06月~2020.07
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┃◆ 環境法を学ぶ皆さんへ 環境法、夏のWEBセミナーを行います!

┃◆ 長野県、諏訪市のメガソーラー事業について事業者が廃止を決定

┃◆ JELF機関誌『環境と正義』212号

┃◆ JELF機関誌が大幅リニューアル!機関誌213号『ECOLAWYERS』

┃◆ JELFのFBページを開設しました!

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 ◇◆◇ 環境法を学ぶ皆さんへ 環境法 夏のWEBセミナーを行います!◇◆◇
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 環境法を勉強されているみなさんへ

 JELF は全国440名の弁護士で構成されている環境保護団体です。私たちは環境法の魅力をお伝えするために夏のセミナーを実施します。
 セミナーでは、立命館大学法科大学院教授の籠橋隆明弁護士(愛知県弁護士会)が、司法試験を念頭にした環境法の考え方、答案の書き方をお伝えするほか、比較的難解な廃掃法、アセスメント法関係の解説をいたします。
 また、北海道根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターで活動されている古南幸弘さんより、環境法の現場を紹介していただきます。

 プログラムの詳細は、JELFのHPをご確認ください。
 https://www.jelf-justice.org/law/law-1886/

■日 時:2020年8月26日(水) 午後1時~

■会 場:WEB会議システムzoom

■参加費:無料
 ※参加申込された方に、個別にZoomのURL をお伝えします。
 ※申込はHPに掲載されたチラシのQR コード または http://ur0.work/LVsl からご記入ください。

■持ち物:環境六法、配布資料は、開催前に事務局よりメールにてお送りします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◇◆◇ 長野県、諏訪市のメガソーラー事業について事業者が廃止を決定 ◇◆◇
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 2020年6月26日、諏訪市霧ヶ峰山麓に計画されていたメガソーラー事業について、事業者((株)Looop)が長野県に事業廃止の通知をしたとのことです。「事業の成立性について総合的に勘案し、対象事業から撤退することとしたため」ということです。

 同計画は、事業区域196.5ha、太陽光パネル敷設面積88.6ha、出力92.3MWです。なお、事業計画地は、諏訪市自然環境保全地域内と考えられます。
 県と国双方の環境影響評価手続対象事業で、これまで県の手続が進んでおり、同計画に対しては、市民・住民からは多数の批判的意見が出され、県環境影響評価技術委員会委員からも準備書に記載された個別項目の影響評価に対する根拠不十分等の指摘が、地元両市長の意見書でも環境保全に対する適正な配慮が不十分等の指摘とともに、個別項目についても具体的な不備等の指摘がなされています。

 事業者は、これら各意見に対する対応のためには、今後数年の期間と調査検討費用が嵩み、事業の成立が困難と判断したようです。
 この経過は、計画に反対する地元住民の運動が盛り上がり、これに押されるように行政も計画に対して適正な意見を述べることで、安易な開発ができなくなったということです。今回は、この段階までは、県の環境アセスが有効に働いたと評価されます。

 今後の課題は、太陽光発電事業に関しては、今回は採用されるに至らなかったが、開発に対する許可制等を盛り込んだ条例の制定、今回の計画地の環境保全策などです。

 (弁護士 原田彰好:愛知県弁護士会)
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 ◇◆◇ JELF機関誌『環境と正義』212号◇◆◇
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 2020年4月25日発行号のJELF機関誌『環境と正義』の記事一覧をご案内します。

・巻頭エッセイ- アオバズクのおうちさがし
   絵本・紙芝居作家 キム・ファン
・ビクトリー - 2020年伊方原発(岩国)広島高裁決定の意義
   弁護士 中野 宏典(山梨県弁護士会)
・ビクトリー - 豊能郡ダイオキシン住民訴訟で勝訴的『和解』
   弁護士 藤原 航(大阪弁護士会)
・国の削減目標の引き上げを命じたオランダ最高裁判決
   弁護士 浅岡 美恵(京都弁護士会)
・インドラマユ石炭火力への援助を日本が止めるべき理由
   波多江 秀枝(国際環境NGO FoE Japan 開発と環境チーム)
・JELF理事会現地視察報告 横須賀火力発電所
   弁護士 上野 孝治(愛知県弁護士会)
・持続可能なモデルとしてのSATOYAMA:これからの役割
   名取 洋司(国際教養大学 准教授)
・シリーズ 環境弁護士よりどりみどり
 森を残し、全ての生物と共存する社会をめざし、全国を飛び回っています
   弁護士 室谷 悠子(大阪弁護士会)
・追悼 板井優先生  闘い続けます
   弁護士 後藤 富和(福岡県弁護士会)
・ニュースクリッピング
・NGO紹介-Change Our Next Decade(略称:COND)
   代表 矢動丸 琴子
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 ◇◆◇ JELF機関誌が大幅リニューアル!!! 機関誌213号『ECOLAWYERS』◇◆◇
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 JELF機関紙が大幅にリニューアルしました!
 これまでの『環境と正義』のように事件報告に焦点を当てた機関誌は、ボリュームを増やして年に1~2回の発行とし、それ以外は新しい機関紙『ECOLAYWERS』として、JELFに関る人々に焦点をあてて、編集していく予定です。

・表紙写真 弁護士 和田知彦(鹿児島県弁護士会)
・代表挨拶 コロナとの共生の時代に
   弁護士 池田直樹(大阪弁護士会)
・Case Report - 石垣島白保リゾート
   弁護士 赤嶺朝子(沖縄弁護士会)
・Energy Shift- 電力小売り事業に弁護士がかかわる
   弁護士 小島寛司(愛知県弁護士会)
・News - 会員の活動報告
・How to… - はじめてのクラウドファンディング(前編)
   弁護士 杉田峻介(大阪弁護士会)
・Grassroots - 高尾ツリーダムカフェプロジェクト始動中!
   坂田 昌子(虔十の会代表)
・Books - 島昭宏・著『ノーニュークスで生きる権利』原発メーカー訴訟から新しい社会へ
   弁護士 北村 栄(愛知県弁護士会)
・Interview - 環境弁護士の履歴書 浅岡美恵先生(京都)
   聞き手 弁護士 増本 志帆(静岡県弁護士会)
・Local - サトウキビ畑から考える気候変動
   弁護士 西谷 祐亮(鹿児島県弁護士会)
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 ◇◆◇ JELFのFacebookページが開設されました!! ◇◆◇
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 JELFでは、地域の人々と共に取り組む環境訴訟活動や各地の訴訟の応援、将来、環境問題に取り組みたい法曹養成の支援活動、意見書や抗議文の提出など、法律が関係するさまざまな活動に取り組んでいます。
 また、弁護士としての専門性を生かして、皆様の遺産を環境保護団体に寄付するための手続き支援「みどりの遺言」プロジェクトにも取り組んでいます。

 JELF自身のこうした多様な活動や、たくさんの会員の皆さんの発信を、もっともっと市民の皆さんに知っていただきたく、このたび、ついに、JELFのFacebookページを開設しました!

 Facebookのアカウントを持っている方は、ぜひ、「いいね!」やフォローをして応援してください★ 
 https://bit.ly/3fKcGXD

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             ・‥… あとがき …‥・
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 コロナウィルス禍でのステイホームだけでなく、司法試験の日程変更など、不安と孤独でとてもとてもしんどい日々が続いていますね。
 夏の環境法のWEBセミナーは、試験が終わって一息ついた皆さん、来年以降の受験がどうなるのか不安に思っている皆さんに、実際の実務の中で、環境法の知見がどのように生かされるのかなど共有していただけたらという狙いで企画をしました。
 旅行もしにくい時間が続きますが、インターネットを通じて、少し涼しい北海道の空気を感じ、雄大な自然の中で羽ばたく鳥たちのお話を聞いて、皆さんがちょっと元気になる助けができたら、うれしいです。(み)
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*JELFは、法的手段によって環境保護運動を進める、全国約450名の弁護士によって構成されている環境保護団体です。
*ECO Tama=「エコ たま」とは、エコロジー・ロイヤーのたまごたちという意味。
*環境問題に対する関心を共通項として集まった仲間の無料情報交流メルマガです。
*JELFの活動報告や機関誌『環境と正義』に掲載された記事の紹介なども行います。
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□ECO Tamaは、ロースクール学生の皆さんとの双方向マガジンを目指しています。
 ぜひ、ご意見ご感想、実務家への質問等、また、自主ゼミ・勉強会等の案内等お知らせ下さい。

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 購読の申し込みは、 jelf@green-justice.com まで、
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発行: 一般社団法人JELF(日本環境法律家連盟)事務局
   名古屋市中村区椿町15番19号 学校法人秋田学園名駅ビル2階
  E-mail: jelf@green-justice.com 
  URL : https://www.jelf-justice.org/ 
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